求められる品質と量に応えて信頼をつかむ――。福島県郡山市逢瀬町の有限会社郡山アグリサービス(遠藤喜敬代表=44歳)は、ハウス60ア-ルでオオバを栽培する。2カ所の圃場でリスクを分散しながら、計画的な作付けで需要期に対応。減農薬や土壌検査に基づく土作りなどで品質向上にも力を注ぎ、量販店や加工業者と出荷契約を結んで着実な経営につなげている。また、自社で製造するオオバペーストも「香りが良い」と好評で、加工部門の強化も視野に入れ、郡山産オオバの販路拡大、認知度アップを目指す。
(8面・ビジネス)
〈写真:オオバの出来を見る遠藤代表。「傷がつきやすいため、優しく摘み取るのがポイント」と話す〉