農林水産省は15日、2019年産米などの都道府県別の作付け動向(第1回、2月末現在)を発表した。主食用米では40都道府県が18年産並みとなり、増加傾向は1県、減少傾向は6県となった=表参照。18年産主食用米の需給は安定的に推移している。ただ、天候不順で生産量が抑制されたことによるところが大きく、作付面積は17年産を上回った。さらに高齢化や人口減少などを背景に米の消費量は減少幅が拡大しており、主食用米の需給安定には需要に応じた生産の一層の強化が重要となる。19年産米の需給緩和の懸念が高まる中、各産地の今後の対応に関心が集まっている。
(2面・総合)