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ジビエ・猟師の食堂がじわり人気 手頃な価格や個性が魅力 ―― 梅本商店・京都府井手町(8面・流通)【2019年2月3週号】

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 ジビエ(野生鳥獣肉)が都市部レストランで高級食材として取り扱われる一方、猟師自身で運営する食堂がひそかに人気を集めている。郷土料理の延長線として、価格の手頃さや、猟師の知恵を生かした個性が魅力だ。京都府井手町で猟師の夫妻が運営する「梅本商店」では、捕獲したイノシシやシカ、アライグマなどの肉を使い、ラーメン、鍋、パスタなど日常的な料理を安価に提供する。解体時の観察で病気や寄生虫がないことを確認し、衛生管理も徹底。捕獲後の迅速な食肉処理により、品質にも評価が高い。

(8面・流通)

〈写真:「アライグマ肉の鍋も人気メニュー」と梅本昭信さん〉