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2017年農作業死亡事故 依然、高水準続く(2面・総合)【2019年2月1週号】

 農林水産省は1月28日、2017年に発生した農作業事故死亡者数は前年比8人減の304人となったと発表した。3年連続で前年を下回ったものの、依然300件を超えている。さらに農家数が減少する中、10万人当たりの死亡者数(発生率)は0.5人増えて16.7人と過去最高を更新した。同省は3月から「春の農作業安全確認運動」を展開する。作業環境の安全確保は、持続可能な営農の大前提。農業機械・施設の技術が高度化する中、毎年高い水準で死亡事故が発生している現状を直視すべきだ。農業生産工程管理(GAP)の推進や先端技術を活用した安全装備の開発・普及など、官民挙げて事故撲滅につながる取り組みを強化・拡充する必要がある。

(2面・総合)