山口県下関市菊川町で、野菜苗・花苗などを生産する豊浦ナーセリー。その代表を務める中川真紀さん(44)は、全国的にも珍しいとされる、香りがあるシクラメンの栽培に取り組んでいる。父親の代から生産をスタートし、自家採種を重ねながら、親子2代にわたって種を受け継いできた。香りを実際に確かめてほしいとの思いから、農園で直販。さっぱりとした甘酸っぱい香りに魅せられたファンも多く、消費者との交流にも一役買い、香るシクラメンは"農園の顔"として定着している。
(3面・暮らし)
〈写真:中川さん(左から3人目)と従業員たち〉