漫画家デビューを目指す若者たちが、過疎化の進む中山間地域の"希望の星"となっている。山口県周南市大道理地区で活動する「アトリエ樹本 大道理まんが村」改め「漫画工房 樹本村塾」のメンバー男女6人だ。塾の創設者で元漫画家の樹本ふみきよさん(65)とともに、古民家を舞台に共同生活を送りながら創作活動に励む。地域行事にも積極的に参画し、地元農家から農作業の手ほどきを受けるほか、看板制作で祭りを盛り上げるなど、地域住民の温かいまなざしや応援を背に受け、作品作りに取り組んでいる。
(12面・特集)
〈写真:寺院から借りている農地での作業を通じて、地域住民との交流が行われている〉