夏の甲子園では秋田県立金足農業高等学校の活躍が注目を集めたが、出来秋には農業高校の生徒たちにとって、"もうひとつの甲子園"がある。全国の農業高校が実習田で栽培した米の食味を競う「全国農業高校 お米甲子園」(米・食味鑑定士協会主催)は今年で9回目。各校が持ち寄る良食味米でしのぎを削る。鳥取県倉吉市の県立倉吉農業高等学校は、生徒が栽培した「ミルキークイーン」が昨年までの3年連続で入賞を果たし、"強豪校"といえる。水田を教室とした授業には、良食味米の生産に魂を込める10代たちの姿があった。
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〈写真:栽培を担当するのは3年生の15人〉