農業者の高齢化による労働力不足が深刻化している中で、人工知能(AI)やロボット、ドローン(小型無人航空機)などを活用して作業の省力化や技術習得の短期化を図る「スマート農業」の実用・普及が急務だといわれている。農林水産省は2019年度予算概算要求に「スマート農業加速化実証プロジェクト」として50億円を新規で盛り込んだ。全国に実証農場を整備して、複数の技術を組み合わせた作業一貫体系の確立を目指す。同農場の先進的な技術を「見られる・試せる・体験できる場」として農家らに提供して普及を図る方針だ。
(13面・営農技術)