収入保険制度の導入に伴い、農家は既存の経営安定に資する類似制度を続けるか、収入保険制度に加入するか、自身の経営状況などに応じてより優位性の高い制度を選択できるようになる。青森県つがる市木造で水稲30ヘクタールとネギ80アールを栽培する木村博昭さん(61)は現在、水稲は農業共済と収入減少影響緩和対策(ナラシ対策)に、ネギは野菜価格安定制度にそれぞれ加入しているが、より幅広いリスクに対応する収入保険制度に魅力を感じ、移行する考えという。本紙では今後、農家の「選択」をテーマにした連載企画(不定期)をお届けする。
(1面)
〈写真:収入保険に加入を決めた、木村さん〉