千葉県一宮町でトマト養液栽培を行う、石井農園代表の石井理永蔵さん(45)は、養液栽培でトマトの生育能力を最大限に引き上げる環境制御技術に取り組むほか、スタッフの働きやすい環境や給与体系を設定することで雇用を確保。LINE(無料通話アプリケーション)を活用して作業見本をいつでもスタッフが確認できるようにするなど、効率化と確実性の向上に努める。石井さんのノウハウは、地元の若手トマト農家5人で構成する農事組合法人「長生フロンティアファーム」(以下CFF)の経営に反映させ、最高反収34.5トンに結びつけている。
(9面・営農技術)
〈写真:「写真だと早く正しく理解される」とスマートフォンを手に説明する石井さん〉