「自分でお客さんをつくることが大切」と話す千葉県我孫子市の日暮俊一さん(64)は、約30年にわたってイタリア野菜を栽培。ルッコラ、イタリアンパセリなどを中心に十数品目を露地で育て、直売所や都内のイタリアンレストランを中心に販売する。特にルッコラは優良な形質のものを選抜して自家採種を続け、その味、品質はシェフからの評価が高い。また、ズッキーニは花を使った食べ方を提案。調理法やおいしさを積極的に情報発信することで固定客をつかんでいる。
(4面・流通)
〈写真:ルッコラを収穫する日暮さん。採種用には葉のギザギザが深いものを残す〉