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シカ・イノシシ生息数2年連続減少も 捕獲強化の継続を(2面・総合)【2018年9月2週号】

 環境省は6日、2016年度の全国(本州以南)のニホンジカの推定生息数(中央値、以下同)は15年度比2万頭減の約272万頭となったことを明らかにした。イノシシも5万頭減の89万頭で、ともに2年連続で減少した。鳥獣被害が深刻化する中、捕獲対策が強化されていることなどが要因だ。一方、減少幅は15年度より縮小しており、政府が掲げる23年度までに生息数を11年度比で半減させる目標の達成には、捕獲強化対策のさらなる推進が欠かせない。ジビエ(野生鳥獣肉)の利活用の拡大などを含め、より効果的で実効性ある対策の強化・拡充が求められる。

(2面・総合)