岩手県農業研究センターと茨城大学は、自動で液肥を混ぜて灌水(かんすい)することで露地や施設栽培の野菜類の収量増加と同時に、施肥の省力化も実現する「灌水同時施肥システム」を共同開発した。エンジンポンプやアスピレーターなど市販の資機材を使うことで自作も可能。キュウリ栽培にシステムを導入し、2017年産で前年比27%の収量増を実現した、岩手県陸前高田市米崎町の吉田学さん(46)の導入例を取材した。
(11面・営農技術)
〈写真:入手しやすい材料で自作可能なシステム〉
岩手県農業研究センターと茨城大学は、自動で液肥を混ぜて灌水(かんすい)することで露地や施設栽培の野菜類の収量増加と同時に、施肥の省力化も実現する「灌水同時施肥システム」を共同開発した。エンジンポンプやアスピレーターなど市販の資機材を使うことで自作も可能。キュウリ栽培にシステムを導入し、2017年産で前年比27%の収量増を実現した、岩手県陸前高田市米崎町の吉田学さん(46)の導入例を取材した。