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九州北部豪雨被害から再起 荒れ地に実る島らっきょう【福岡県 9月1週号】

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 【福岡支局】「土砂が大量に流入した農地で、初めて立派な島らっきょうが収穫できたときは、感無量でしたね」と話すのは、朝倉市の星野忠男さん(52)=島らっきょう1ヘクタール、水稲1.4ヘクタール、野菜1ヘクタール。昨年の九州北部豪雨で大量の土砂が流入し、水稲や施設野菜、露地野菜などの収穫は絶望的となった。「評価員として圃場の評価に回りましたが、被害が甚大で途方に暮れました」。被災後、大分に住むいとこの石橋浩二さん(49)から「荒れた環境でも栽培できる島らっきょうを作ろう」と相談があったという。

〈写真:「島らっきょうは味に癖がなく、食物繊維も豊富。復興に向けて栽培に励みたい」と星野さん〉