「消費者の声を直接聞くことが大切」と話す、愛知県豊田市桝塚東町の野田美香子さん(47)は、父・春義さん(74)と水稲(6ヘクタール)を中心に、麦、大豆などを栽培。「mama’s農園」として直販や加工に取り組む。生消交流に力を入れ、地元のイベントなどで自家産米や大豆を使ったポン菓子を実演販売し、ふれあいを楽しみながら農園をPRする。また、同市の農家グループ「夢農人とよた」に所属し、さまざまな経営の農家と積極的に交流。横のつながりを広げる中で新たな販路を開拓し、水稲は全量を直販する。将来的には直売所を建てて「生産から販売まで一貫してやっていきたい」と張り切っている。
(3面・暮らし)
〈写真:ポン菓子機を前に美香子さんと春義さん〉