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水田センサーシステム 農家発案で低コスト化 ―― 埼玉県杉戸町・株式会社ヤマザキライス(12面・資材)【2018年8月4週号】

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 埼玉県杉戸町才羽で水稲90ヘクタールを栽培する株式会社ヤマザキライスの山﨑能央代表(44)は、水田の見回り作業を効率化しようと、自ら作成した企画書を企業へ持ち込み、安価な水田センサーシステムの開発を実現した。水田に機器を設置すればスマートフォンで入水の有無が確認できる。機能を必要最低限に絞ることで低コスト化につなげた。「農家だからこそ、自分たちが本当に必要な製品についてアイデアが出せる」と話す。課題を整理し、導入効果などを具体的に業者に説明することで、着想から2年で市販化のめどが立った。来春の発売を予定している。

(12面・資材)

〈写真:「スマートフォンサイズで設置しやすい。デザインも気に入っている」と山﨑代表〉