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自動走行車に作業機連結 研究進む自動化・ロボット化 果樹生産を大幅省力(9面・営農技術)【2018年8月1週号】

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 農業分野では、自動化・ロボット化の研究が急ピッチだ。農林水産省の「革新的技術開発・緊急展開事業」の一環として、果実分野の大幅な省力化を目指す研究計画が盛り込まれている。同プロジェクトでは農研機構・果樹茶業研究部門を中心に産学官共同により、自動化やロボット化に適応した樹形の開発とともに、自動走行車両や各種作業機の研究・開発が進む。自動走行車両は、収穫・防除・草刈りなどの作業用機械をけん引し、事前に設定した経路を無人自律走行し作業をこなす機能を持つ。また、自動化に適合した仕立て方法として樹種共通の列状・密植した樹形を検討中だ。これにより、各種作業を省力化し年間労働時間の3割以上の削減を目指している。

(9面・営農技術)

〈写真:薬剤散布機をけん引し、枕地を旋回する自動走行車両〉