農林水産省は20日、西日本を中心に記録的な豪雨をもたらした「平成30年7月豪雨」による農林水産関係被害額が、全国で767億6千万円(同日午前6時現在)に上ったと発表した。
36道府県から被害報告があり、農業分野の被害額は、農作物等が31道府県で29億5千万円(1万4889ヘクタール)、農業用ハウス等が22道府県で5億8千万円(1592件)、農地の破損が33道府県で105億6千万円(9611カ所)、農業用施設等が34道府県で167億円(7703カ所)など計313億円となっている。ただ、被害の全容把握には時間がかかると見られ、今後、被害額はさらに拡大すると見込まれている。
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