愛媛県西条市丹原町のヤマサファーム(佐伯勇輔代表)では、バラの周年栽培を経営の柱にしながら、ブドウや柿、かんきつ類など果樹を8月から翌年2月まで生産・出荷できる体系を構築する。ブドウは「シャインマスカット」を主力品種に試験栽培を含む約30品種を導入した。園地をブロック分けして収穫期を調整し、観光農園を開く8月中に全量を売り切る。収穫時期が異なる複数の品目を組み合わせることで、作業やリスクの分散を図りながら経営の安定化を実現する。
(13面・営農技術)
〈写真:シャインマスカットの生育を確認する彰則さん。シーズン中には2000人を超える来場があるという〉