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有害鳥獣の捕獲数増加に対応 分解装置で効率処理【福井県 7月4週号】

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 【福井支局】大野市鳥獣害対策協議会は、有害鳥獣の死骸をそのまま投入し、おがくずに付着する微生物の力で発酵分解させる「有害鳥獣分解処理装置」を今年4月に同市木本に導入した。年間約400頭の処理を見込んでいる。同市農業林業振興課・長﨑展代企画主査は「廃棄するおがくずを肥料などに有効利用できないかと、成分分析を含めて考えている。処理に要する労力が減ることで、捕獲に重点を置き、鳥獣害対策を進めたい」と話している。

〈写真:有害鳥獣分解処理装置。「死骸をそのまま入れられることが一番のメリット」と長﨑企画主査(右)〉