収入保険制度の普及推進に向け、NOSAI団体は7月から順次、タブレット端末機材(携帯型通信端末機材)を導入する。同機材には保険料・保険金等の試算をはじめ、選択加入となる類似制度の掛金・補てん金などと比較できるシミュレーションソフトなどが搭載されており、農家の庭先で個々の経営状況に即した具体的な制度説明や今秋から始まる加入申請に向けた手続きに活用する。農家が抱えるさまざまなリスクに対応する新たなセーフティーネットとして、収入保険制度への関心が高まる中、NOSAI団体では、これまで以上に分かりやすい制度説明に全力を挙げる。
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〈写真:NOSAI全国連(全国農業共済組合連合会)が開催した収入保険の担当者会議には、全国から100人を超えるNOSAIの職員が集まり、タブレット端末機材の活用に関する研修を行った(21日、東京都内)〉