卸売市場法などの改正法が15日、参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立した。公設に限り中央卸売市場として開設を認可する現行制度を廃止し、一定の要件を満たせば、民設でも市場の開設を認める「認定制」に移行するのが柱。現行の取引ルールも緩和する。ただ、卸売市場は農産物流通の中核を担っており、卸売市場が持つ公的機能が引き続き維持・発揮されるよう国の適切な関与を求める声は強い。
(2面・総合)
卸売市場法などの改正法が15日、参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立した。公設に限り中央卸売市場として開設を認可する現行制度を廃止し、一定の要件を満たせば、民設でも市場の開設を認める「認定制」に移行するのが柱。現行の取引ルールも緩和する。ただ、卸売市場は農産物流通の中核を担っており、卸売市場が持つ公的機能が引き続き維持・発揮されるよう国の適切な関与を求める声は強い。