【北海道支局】日高地方を襲った今年2月の記録的な大雪は、ビニールハウスなどに甚大な被害をもたらした。新冠町明和でピーマンを栽培する本間敏次郎さん(41)は昨年、ビニールハウスを増棟し、べトナムからの研修生を受け入れる宿舎が完成する予定だった矢先、所有する24棟すべてが全壊。同町では17戸129棟のビニールハウスが被害を受けた。同町役場やJAにいかっぷ、新冠建設協会の職員らが、除雪作業や施設の撤去などを自主的に行い復旧を支援。本間さんの農場には60人もの支援者が駆け付けた。
〈写真:営農再開を果たした本間さん。「皆さんのおかげです」と感謝している〉