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河川敷を草地活用 高い粗飼料自給率確保 生産費低減(9面・営農技術)【2018年6月1週号】

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 酪農と和牛繁殖の乳肉複合経営に取り組む、福岡県直方市永満寺の農事組合法人楠木酪農生産組合(松野竜大組合長、44歳)は、河川敷40ヘクタールでイタリアンライグラスや飼料用ヒエを生産し、高い粗飼料自給率を確保。イタリアン収穫後に伸びる野草や法面(のりめん)の刈り草も利用するなどコストを抑えた経営を実践している。効率的な作業を考え、大型機械を導入するほか、専任の従業員を配置。冠水の危険や堆肥を散布できないなど栽培では不利な面もあるが、適期刈り取りに努めることで品質の高い牧草を確保している。

(9面・営農技術)

〈写真:遠賀川の河川敷に広がる草地。大型のモアーコンディショナーで収穫する〉