【鳥取支局】「鳥取型低コストハウス」の改良に向けた強度試験・管理研修会が、県園芸試験場(北栄町)でこのほど開催された。従来の鳥取型低コストハウスは、口径31.8ミリ、厚さ1.6ミリに対して、アーチピッチ(パイプ間)が70センチ。今回提案されたハウスは、厚さ1.4ミリに対してアーチピッチが60センチで、全体のコストとしては同程度だが、強度面で差が出る結果となった。耐雪性能は、実験値では前者が1平方メートル当たり46キログラム、後者が同54キログラムで、どちらも一般的に普及しているパイプハウスよりも高い性能がうかがえた。
〈写真:強度実験で倒壊重量に達したパイプ〉