奈良県が認定した特産農作物を指す「大和野菜」の一つ「大和まな」やコマツナなどを約4ヘクタール(ハウス30棟・計1ヘクタール、露地3ヘクタール)で通年栽培する、奈良県大和高田市松塚のUEDAなっぱ工房(上田喜章代表・60歳、正職員13人、パート3人)では、アブラナ科を中心とする葉物野菜を約15の出荷先に通年供給している。園芸用ハウスでは年間通じて温度調整をしないことで、露地物のように強健に育てる。収穫後は速やかに保冷し鮮度を維持。食味と棚持ちの良さが取引先から評価されている。
(8面・流通)
〈写真:大和まなの出来を確認する上田さん 注文書は取引先ごとにクリップボードにまとめ、事務所の壁にかけて保管している〉