鹿児島県の種子島をはじめとした島嶼部〈とうしょぶ〉では5年間ほど、基幹作物のサトウキビが収量および糖度とも低下傾向にあり、生産農家の生活や地域経済に深刻な影響を及ぼしている。不作の確かな原因については、今のところ解明されておらず、経営再建の目途〈めど〉が立たない状況といえる。農林水産省もこの状況を重く見て、原因究明のほか、各種支援事業を実施している。農家や関係者を悩ませる現状について、種子島のサトウキビ生産現場を取材した。
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〈写真:不作が続く種子島のサトウキビ(写真提供=NOSAI熊毛)〉
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【2018年5月2週号】