福島県伊達市の中山間地でモモ220アールを栽培する関根隆夫さん(64)は、最大5メートルを超える高樹高の大木に育て1樹当たり収量は2500個と慣行の2倍以上を実現。省力化として低樹高仕立てが広まる中、常識にとらわれない発想で高い収益につなげている。「手間はかかるけど収量も品質も高い。人と違うことをするのが性に合う」と関根さん。大木は環境変化にも強く20年生を超えても高収量を維持できている。収穫や管理の作業負担は増えるが、15品種を組み合わせた作期分散で対応する。
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〈写真:「枝をしっかりと伸ばして大木に仕立てる」と関根さん〉