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水耕で高糖度トマト 長期に安定生産(15面・営農技術)【2018年4月4週号】

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 静岡県三島市で廣瀬農園を経営する廣瀬和正さん(68)は、園芸用ハウス25アールで高糖度トマトを水耕栽培し、20段の長段取りで長期安定生産を実現している。EC濃度(電気伝導度)15を基準とした養液管理や側枝の3本仕立てで生育・樹勢を調節。糖度を高めるとともに生理障害を回避し、10アール当たり約10トンを収穫する。また、ICT(情報通信技術)を活用したモニタリングシステムを導入し、温度や炭酸ガス濃度などハウス内の環境を制御。データを元にした緻密な管理により、収穫末期まで安定した品質を確保する。

(15面・営農技術)

〈写真:ハウスで作業する廣瀬さん。樹は斜め誘引で、成長にあわせてひもを下げながら収穫していく〉