北陸地方をはじめ日本海側の広範囲に甚大な被害をもたらした2月の大雪から約2カ月が経過した。福井県では、2月4日から13日にかけて雪が降り、嶺北地方を中心にハウスが倒壊するなどの被害が多発した。被災地では営農再開に向けた準備が進んでいるものの、倒壊したハウスの撤去が進まないなど被害の爪痕は残ったままだ。福井市内の農家2人に、復旧へ向けた取り組みなどを聞いた。
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〈写真上:倒壊したハウスを見つめる田谷さん。「安定経営に向けて投資してきたが一夜にしてつぶれるとは」〉
〈写真下:ハウス内に残ったネギを収穫する。直売所に出荷して苗の購入費に充てるという〉