2017年度鳥獣被害対策優良活動表彰の表彰式がこのほど東京都内で開かれ、被害防止部門では篠山市有害鳥獣対策推進協議会(兵庫県篠山市)が農林水産大臣賞を受賞した。サル対策で、行政がICT(情報通信技術)を活用した捕獲で計画的な個体数管理に努める一方、100以上の集落で出前講座を開き、侵入防止柵の設置や追い払いなど住民主体の対策を支援。役割分担を明確化し、被害軽減につなげたことが評価された。農村振興局長賞の受賞事例を含め、地域ぐるみの鳥獣害対策を紹介する。
(5面・NOSAI)
〈写真:農林水産大臣賞を受賞した篠山市有害鳥獣対策推進協議会〉