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2018年産米の県別作付け動向 前年並み7割強(2面・総合)【2018年3月1週号】

 農林水産省は2月27日、2018年産米などの都道府県別の作付け動向(第1回、1月末現在)を発表した。主食用米では36県が17年産並みとなり、増加傾向は6県、減少傾向は5県となった=表参照。米の生産調整は、18年産から行政による生産数量目標の配分が廃止され、生産者・生産者団体主導で需要に応じた生産に取り組む仕組みに移行したが、「総じて17年産と大きく変化する状況にはない」(齋藤健農相)との見方だ。ただ、実際の作付けはこれからで、最終的な生産量は天候にも左右される。また、特に17年産米の価格が上昇傾向にある中、不足感が強まる業務用など用途別需要への対応も大きな課題となっている。米の需給と価格の安定に向け、引き続き取り組みの強化が重要だ。

(2面・総合)