ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

人員配置を最適化 天候や作業時間などデータ蓄積 ―― 滋賀県近江八幡市・エコファーム石寺(13面・営農技術)【2018年3月1週号】

180307_4.jpg

 「勤めに出ている人が多くても、みんなで分担すれば農地が維持できる」と滋賀県近江八幡市の集落営農組織「農事組合法人エコファーム石寺」の小林鉄雄代表(66)。集落内水田の90%以上である80ヘクタールを集積し、米・麦・大豆を田畑輪換する。毎回の作業時間や人員、天候などをパソコンに入力し、作業別で整理して必要な人数を把握。通年雇用をせずに期間を決めて働く体制だが、年間の作業計画を立てて日程調整することで人員を確保する。農道・水路の管理なども含めて組合員約100戸の9割が営農に参加。忙しい春作業などは機械操作だけでなく運搬や補助も含めて人数を集中させることで効率化につなげている。

(13面・営農技術)

〈写真:「大まかな年間計画をつくって確認している」と小林代表〉