三重県四日市市上海老町で米・麦・大豆延べ160ヘクタールの「加藤農場」を経営する加藤剛さん(46)は、小麦50ヘクタールと大規模ながら、追肥や土壌改良、麦踏みなど圃場条件に合ったきめ細やかな対応で品質・収量を高めている。適期の追肥で有効分げつ数を増やし増収に結びつける加藤さん。毎年の作付け前は石灰資材を施用して連作障害を防ぎ、生育を安定させている。稲わらやもみ殻を土壌へ返し、土壌改良材も施用して植物体の健全な生育を促す。従業員とともに計画的に作業して時間の余裕を持ち、基本管理を徹底している。
(9面・営農技術)
〈写真:「分げつ数を多く確保したい」と加藤さん〉