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和牛繁殖に独自のシステムでデータを把握 経営改善 ―― 山形県遊佐町・佐藤綾さん(9面・営農技術)【2018年1月2週号】

180117-05.jpg 黒毛和牛の繁殖経営で経産牛50頭を飼養する山形県遊佐町当山の佐藤綾(りょう)さん(30)は、パソコン用の表計算ソフトで1頭ごとの繁殖成績や子牛の販売価格などを記録し経営改善に生かす。牛舎内での観察を効率化して作業時間を削減し、データから牛の収益性を確認することで飼養管理の改善や更新対象の参考とする。昨年から人工哺乳を導入した群では平均分娩(ぶんべん)間隔11.8カ月を実現した。さらに、子牛の販売収益について長期的な見通しを立て、計画的な規模拡大や設備投資で安定経営を図っている。

(9面・営農技術)

〈写真:「経営状態の把握や新技術を学ぶために時間を使うようにしている」と佐藤さん〉