【岩手支局】地域に新規就農者を呼び込もうと、花巻市の地域おこし協力隊として活動する鈴木寛太(かんた)さん(26)が、ブドウ栽培に携わる人が宿泊できる施設造りを企画した。施設は「かんたはうす」と名付けられ、栽培を体験する学生の活動拠点として活用されている。同市大迫町はブドウ栽培が盛んだが、高齢化や後継者不足による生産者の減少が課題だ。鈴木さんは「生産者を増やすには市外から就農希望者を受け入れる環境が必要」と、同町内の空き家をトライアルステイ(お試し居住)として整備した。
〈写真:名前の由来は「地域のみなさんが『語呂が良くて覚えやすい』と言っていたから」と鈴木さん〉