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飼料10種以上を順に 単品・多回給餌で高乳量 ―― 岡山県高梁市・上森亨さん(11面・営農技術)【2017年11月1週号】

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 「複数の飼料を単品で順番に給与すれば、選(え)り食いや食い残しを抑えながら十分な栄養を与えることができる」と、岡山県高梁市川面町で酪農を営む上森牧場の上森亨(とおる)代表(29)。搾乳牛30頭、育成牛10~15頭を対頭式つなぎ牛舎で飼養する。スーダンやアルファルファなど1日10種類以上を単品で給与して、県平均を上回る乳量を確保する。また牧場の周りで耕作放棄地になっている棚田状の田畑を借り受け、二毛作で生産効率を高めながら粗飼料自給率60%を達成。中山間地域の担い手としても活躍する。

(11面・営農技術)

〈写真:給餌作業をする上森代表。「少しずつ与えた方が摂食量が増える」〉