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播種機を1台で水稲、麦、大豆など多作物に汎用利用 ―― 農研機構・革新工学センター(16面・資材)【2017年11月4週号】

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 担い手への農地集積・大規模化が進む中、生産現場では作業の一層の省力化や高速・高精度化が求められている。こうした状況を背景に、農研機構・革新工学センターと民間企業が共同で、1台の播種機で水稲に加え、麦、大豆、トウモロコシなど幅広い作物に対応した「高速高精度汎用(はんよう)播種機」を開発した。作業速度は時速5~10キロで、従来機では困難だった稲乾田直播での高速点播が可能だ。2019年の実用化を目指しており、作業コストの低減で規模拡大や複合経営への貢献が期待されている。なお、農林水産省の農業機械等緊急開発(緊プロ)事業で開発された。

(16面・資材)

〈写真:水稲収穫後の圃場で麦を播種する高速高精度汎用播種機〉