農林水産省は9月29日、2017年度の経営所得安定対策などの加入申請状況(7月末時点)を公表した。「収入減少影響緩和対策」(ナラシ)の申請件数は、16年度比3649件減の10万5884件となったが、申請面積は802ヘクタール増の99万1257ヘクタールに拡大した。
認定農業者などを対象に、米や麦などの収入が標準的な収入額を下回った場合に、その差額の9割を補てんする仕組み。内訳は、認定農業者が3298件減の10万1557件、集落営農は416件減の3664件、認定新規就農者が65件増の663件。申請面積の内訳は、米は4060ヘクタール増の55万7312ヘクタール、麦は2509ヘクタール減の24万755ヘクタール、大豆は1023ヘクタール増の12万5479ヘクタールなど。
(2面・総合)