【山口支局】「稲刈りを始めるのは残暑厳しい盆明けで、コンバインに屋根があったらいいなと思ったのがきっかけ。日焼けも防げるし、何より日差しが直接当たらんから疲れが違う」と話すのは、水稲8.5ヘクタールを耕作する山口市の原田憲治さん(69)。原田さんが作ったコンバインの屋根は、パイプハウスの資材とアングルなどを溶接し、天井には育苗シートを使った。屋根を山型にして雨水がたまらないようにしたり、屋根内側の中央に支柱を入れ、強風が吹いても対応できるようにしたりと工夫した。最大のポイントは、屋根の取り外しができることだ。
〈写真:「自分のためにと思うと、どんどんアイデアが浮かぶ」と原田さん〉