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リンゴ生産を効率化、剪定枝や摘果で加工品【青森県・9月4週号】

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 【青森支局】リンゴ園10ヘクタールで20品種を栽培する弘前市樹木の「もりやま園株式会社」(森山聡彦社長、社員6人)は、リンゴ生産のプロセスを可視化するためのシステム「ADAM(アダム)」を2015年に開発。リンゴ樹すべてにツリータグを付け、作業員が持ち歩くスマートフォンで作業記録を蓄積した。16年には、一年を通した生産プロセスデータを集めて仕事の価値を解析。手間を省く栽培方法や捨てられる剪定枝や摘果などの無駄をなくし、低コストで加工品を生産できる斬新な理論を考案している。剪定で出る36トンの枝をチップにしてキクラゲ栽培に活用。廃菌床はリンゴ園の堆肥として戻す。二番摘果を使ってシードルを醸造し、搾汁かすも捨てずにキクラゲ栽培に活用している。

〈写真:摘果を活用したシードル「TEKIKAKA CIDRE」を手に森山社長〉