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耕作放棄地を開墾 サツマイモ加工品開発、移動販売も【広島県・9月4週号】

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 【広島支局】「この辺りにはない『お芋屋』になって、サツマイモで江田島を元気にしたい」。江田島市大柿町の峰商事合同会社の社長・井上峰志さん(35)は、5年前から市内の耕作放棄地を開墾し、サツマイモの生産から商品開発、移動販売車でのイベント出店など、サツマイモの活用の幅を広げている。これまで、県内の企業に依頼し、焼酎やもみじ饅頭を商品化した。昨年導入した移動販売車では、芋あんの二重焼きやいもけんぴなどを販売。市内に整備した加工場では、サツマイモをペースト状にする作業や、茶にする葉の乾燥など新たな取り組みが進めている。

〈写真:耕作放棄地を開墾してサツマイモを生産すると井上さん(中央)。左は従業員の堀部直暉さん、右は緒方愛さん〉