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テンサイシストセンチュウ初確認 拡大防止や根絶へ万全に(2面・総合)【2017年9月2週号】

 農林水産省は7日、国内で初めて確認された野菜の重要害虫「テンサイシストセンチュウ」について有識者を交えた第1回対策検討会議を開いた。まん延すれば、アブラナ科野菜などへの被害だけでなく、輸出制限など貿易の障壁にもなりえることから、拡大防止や根絶へ万全の対応が求められている。
 欧州や米国、韓国など広く分布する線虫で、アブラナ科のほかテンサイ、ルバーブなどを加害する。土壌を介して広がり、黄化症状やひげ根の異常増殖などを引き起こして減収や枯死する場合もある。なお、人畜には無害で、線虫が付着した作物を食べても健康に影響はない。

(2面・総合)