作業者12人を基本に米・麦・大豆を延べ400ヘクタール栽培する愛知県刈谷市の農事組合法人よさみ(長沢菊徳代表、65歳)は、圃場を区分けしてチームで集中的に農業機械と労働力を投入し、効率化を実現する。1人1作業を基本に、複数の作業工程が重なる転作の春作業では耕起、防除などの作業をそれぞれ専従にして機械操作を単純化する。農機の不調や資材の補給などに対応しやすく、各作業者の責任も明確になる。半数が若手で、ベテラン農家と作業することで機械作業を覚えてもらい、技術向上につなげる効果も狙っている。
(11面・営農技術)
〈写真:「みなで協力して一つ一つの機械作業をシンプルに」と加藤さん〉