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業務用米 期待高まる(9面・特集)【2017年8月4週号】

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 家庭で米を消費する割合が減少する中、中食・外食など業務用の割合は伸びている。業務用米に向く品種には、実需側の業態や提供するメニューに適した特性が求められる。しかし、実際に生産される品種と実需ニーズのミスマッチが課題とされている。農研機構などの研究・開発機関では、多収や良食味、病虫害への抵抗、白飯やおにぎりなどの用途別に優れた品種などを育成している。2018年産から米政策の大幅な見直しを控える中で、継続可能な水田営農を確立するため、業務用に向いた品種を栽培品種に加えるのも選択肢の一つだ。ブランド品種一辺倒からの脱却を目指して、新品種の栽培に踏み切った産地の取り組みや、中食・外食に向いた水稲品種などの話題を集めてみた。

(9面・特集)

〈写真:新潟県十日町市の株式会社千手ではコシヒカリを主軸に「あきだわら」を導入する〉