北海道に三つの台風が相次いで上陸して北見市を流れる常呂川が氾濫し、タマネギやテンサイなどに大きな被害を出した水害から1年がたった。多くの圃場は復旧工事を終え、今年も畑作物を作付けしている。タマネギ15ヘクタールとテンサイ5ヘクタールなどを栽培する北見市常呂町日吉の鈴木淳さん(46)は昨年、ほとんどの圃場で水害と病害を受け、畑作物共済への加入で3000万円程度の共済金を受け取った。2カ月にわたるタマネギの収穫期を迎える中、今年こそ自然災害で支障を来さない無事な収穫を願っている。2019年産から導入される収入保険や農業共済制度などについて意見を聞いた。
(5面・NOSAI)
〈写真:常呂川沿いで栽培するタマネギの生育を確認する鈴木さん〉