宮崎県都城市梅北の有限会社「新福青果」は畑地や水田などを活用し、畑作物延べ125ヘクタールを作付ける。自社生産以外にも、県内外の契約農家約470戸から農産物を買い取り、一次加工した上で加工業者や量販店に販売する。2010年に宮崎県で発生した口蹄疫などでは風評被害で契約が打ち切られ、7億円ほどあった売り上げが半減する大打撃を受けた。「品目を増やすなど危険分散を図ってきたが、一農業者では対応できないリスクは存在する。収入保険にぜひ加入したい」と話す新福秀秋代表(64)。政府が導入を予定する収入保険や農業共済制度について意見を聞いた。
(5面・NOSAI)
〈写真:収穫したサツマイモを手にする新福代表〉