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畑ワサビの超促成栽培 1年1作が可能 ―― 山口県・農林総合技術センター(11面・営農技術)【2017年4月1週号】

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 山口県農林総合技術センターは、主に葉柄(ようへい)を収穫する「畑ワサビ」を安定生産する技術を開発した。標高の高い林間の畑で生産するのが一般的だが、栽培期間が20カ月と長く、栽培技術も特殊で生産者が減少している。センターでは、セル苗をハウス内で育成し、土耕の耐雪型ハウスに定植、栽培期間を9カ月間短縮する「超促成栽培」によって、1年1作を可能とした。トマトやホウレンソウと組み合わせた営農モデルを提案し、中山間地域の所得アップにつなげる。

(11面・営農技術)

〈写真:ハウスで栽培する畑ワサビを示す日髙専門研究員〉