農林水産省は14日、2015年度の野生鳥獣による全国の農作物被害金額は前年度比14億8500万円(8.4%)減の176億4900万円となったと発表した。減少は3年連続で、08年以降最小を更新した。侵入防止柵の設置などの対策が一定の効果を上げているためとみられる。ただ依然、被害額は高水準で、被害が深刻化している地域もある。引き続き官民を挙げた鳥獣被害防止対策の充実・強化が求められる。
(2面・総合)
〈図:野生鳥獣による農作物被害金額の推移〉
農林水産省は14日、2015年度の野生鳥獣による全国の農作物被害金額は前年度比14億8500万円(8.4%)減の176億4900万円となったと発表した。減少は3年連続で、08年以降最小を更新した。侵入防止柵の設置などの対策が一定の効果を上げているためとみられる。ただ依然、被害額は高水準で、被害が深刻化している地域もある。引き続き官民を挙げた鳥獣被害防止対策の充実・強化が求められる。