ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

日本農業遺産に8地域を初認定(2面・総合)【2017年3月3週号】

 農林水産省は14日、宮城県大崎地域の「『大崎耕土』の巧みな水管理による水田農業システム」をはじめ、3地域を「世界農業遺産」に申請すると発表した。世界農業遺産は、世界で重要かつ伝統的な農林水産業を営む地域を国連食糧農業機関(FAO)が認定する制度で、2017年度中に審査される見通し。なお、国内ではこれまでに8地域が認定を受けている。
 日本農業遺産の認定地域は次の通り(なお、★は世界農業遺産にも申請する地域)。
 ★宮城県大崎地域「大崎耕土」の巧みな水管理による水田農業システム▽埼玉県武蔵野地域「武蔵野の落ち葉堆肥農法」▽山梨県峡東地域「盆地に適応した山梨の複合的果樹システム」★静岡県わさび栽培地域「静岡水わさびの伝統栽培(発祥の地が伝える人とわさびの歴史)」▽新潟県中越地域「雪の恵みを活かした稲作・養鯉システム」▽三重県鳥羽・志摩地域「鳥羽・志摩の海女漁業と真珠養殖業―持続的漁業を実現する里海システム―」▽三重県尾鷲市、紀北町「急峻な地形と日本有数の多雨が生み出す尾鷲ヒノキ林業」★徳島県にし阿波地域「にし阿波の傾斜地農耕システム」

(2面・総合)